私は仕事でAIを使うエンジニアですが、家庭では「使う側」ではなく「使い方を渡す側」に回ることが多いです。妻も子どもも技術には詳しくありませんが、生成AIは今や我が家の日常にすっかり溶け込んでいます。今回は、非エンジニアの家族にどう使ってもらっているか、等身大の家庭目線で書いてみます。
日常のちょっとした場面から
うちで一番使われているのは、たぶん献立の相談です。「冷蔵庫にこれとこれがあるんだけど」と聞けば、いくつか案を出してくれる。妻はこれを気に入っていて、夕方の「今日どうしよう」が少し軽くなったと言っています。
ほかにも、こんな場面でよく使っています。
- 調べ物の入り口(用語の意味や、おおまかな流れをつかむ)
- ちょっとした文章の下書き(お礼のメッセージや連絡文のたたき台)
- 子どもの学習で、つまずいたところを別の言い方で説明してもらう
いきなり完璧を求めず、「とっかかりを作る道具」として使うと、家族にもなじみやすいようです。
うまく使ってもらうための工夫
非エンジニアの家族に渡すとき、私が意識しているのは「難しく考えさせない」ことです。プロンプトのコツを教え込むより、「思ったことをそのまま話しかければいい」と伝えるほうが、結局よく使ってくれます。
そのうえで、いくつか合言葉のように共有しているのが次の点です。
- うまくいかなかったら、言い方を変えてもう一度聞く
- 長い答えは「もっと短く」「小学生にもわかるように」と頼む
- 分からない言葉が出てきたら、そのまま「それどういう意味?」と続けて聞く
これだけで、家族が自分で対話を進められるようになりました。
注意していること
便利な一方で、家庭だからこそ気をつけている点もあります。
まず、答えを鵜呑みにしないこと。特に健康やお金、子どもの学習に関わる話は「一つの意見」として受け取り、大事なことは私や信頼できる情報で確かめるようにしています。生成AIはもっともらしく間違えることがある、という感覚は家族にも共有しています。
もう一つは、個人情報を安易に入力しないこと。名前や住所、写真などをそのまま渡さないよう、これは我が家のルールにしています。子どもが使うときは、まだ横で一緒に見るようにしています。
まとめ
私の家では、AIを「なんでも答えてくれる魔法」ではなく、「相談に乗ってくれる身近な道具」として扱っています。献立や調べ物、学習のとっかかりなど、肩の力を抜いて使う。そして答えは確かめ、大事な情報は渡さない。この距離感が、非エンジニアの家族にとってちょうどいいのだと、日々の暮らしの中で感じています。


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